発句 紫陽花の咲く道傘をさし通う 蘭月夏
脇 あなたに会えず涙滴り 熊猫夏
第三 空の果て七色の星みあげると Ringo
４ ちょっと待ってと呼び止める声 蘭月
花 花の庭二人向き合いほほえんで Ringo春
挙句 春の朝日に並ぶコーヒー 熊猫
【作者たちの」ひとこと】
☆全員、連句を作る前に意識が別空間にいってしまいました。でも 別空間でも考えることはいっしょらしく楽しく連句を作ることができました。また江戸豆座 で連句を作りたい。☆メンバー全員脱出不能の世界へトリップしていた。少しクセになるおもしろさです。夏に始まる仄かな恋心とすれちがいとーー最後に誰かと誰かの「幸せ」が伝わればいいなーーと。☆全員トリップしすぎ。脱線しつつまた戻り脱線脱線、 結局最後まで考えこんでいた江戸豆座です。ウチコシ句があるのが面倒でしたが、初 連句楽しかったです。もう一語でできるのにと息詰まったときふたりに相談にのっても らいました。
【この巻に一票】
☆全体がきれいにまとまって読みやすく「すき」という気持 ちが伝わりせつない。「ちょっと待ってと呼び止める声」の句は、状況が思い 浮かびます。☆季語のつかいかたがうまい。涙したたりと雨が滴るがかけられて 季語がきれいにはいり上手につながっている☆すごくかわいい。季語が新 鮮です。読むとほのぼのした気持ちが伝わる。☆素直で可愛いはじめは中 学生くらいのイメージから、花では新婚さんの話になっている転じかたがおも しろい。☆発句が身近。滴るという言葉に未練が感じられ。私は発句のコーヒ ーは香が強すぎて残念。その他は本当によかった。☆物語のよう。花と挙げ 句の風景が目に浮かびます。それがあたたかな春の朝なのです。☆脇句の みずみずしさと、情緒不安定がいい。花ではお互いの気持ちが通いあう。
捌 鈴木さちゑ
発句 えごの花緑とそろって美しく 千夏
脇 したたり落ちる梅雨日の涙 松 夏
第３ 何気ないその優しさで好きになり おだんご
４ それからずっと胸がせつない 千
月５ 月明かり二人の姿遠くなる 松秋
挙句 こおろぎの声静かに響く おだんご秋
【ひとこと】
☆初めて連句[連句ROCK]を作ってみて、予想 以上に世界が広がるのに驚いた。自分が作った句を他の人 に見せるのも恥ずかしかった。えごの花から恋句にうつり、 静かにおわるところまでうまくつなぐことができたと思う。 連句はぱっと見は簡単そうだが、やってみると、思ったより
奥が深く、以外と難しいけれど、なかなか面白いと思った。
☆初めて座になって作ったので、うまくいくか不 安緊張しましたが楽しかったです。私以外の二人の句がうまいので、私が浮いてないか心配でしたができあがってみると収まっていたので安心しました。
☆最初は句を考えられるか不安でした字数を合わせるのが難しかったです。
【この巻に１票】
☆綺麗に全体としてまとまっている。特に４句めがステキ です。「忍ぶ恋」みたいで。
☆脇の梅雨日の涙が神秘的って感じでした。
☆３，４句の恋もせつない感じ賀出ててよかった。
☆流れるようによめまる連句です。挙げ句のこおろぎだけがちょっと切り離した印象で、それがラストの効果になっている。梅雨日の涙という表現のしかたに こういういいかたもあるんだと感心しました。
☆その場の光景が思い浮かぶ連句です。すてきです。
☆３句め４句めがすごくうまくつながって、５句めで遠くなるのもいい
☆片想いの気持ちがひしひしと伝わるきれいな連句です。第一印象は
キレイな連句だな。そして静かで感じがいい。けばけばしくなくて品があります ４句目はうまい。
☆すごくきれいにまとまったステキな連句と思いました。１つ１つの句を読んで いると、情景や音など鮮明に浮かび上がります。決められたルールの中でよく ここまで表現ができたと感心しました。挙げ句の静かなまとまりがいい。
捌 キムジュン
発句 花火見て愛する人と熱いキス 梨 夏
脇 夏の夜がもっと暑くなったね キムジュン 夏
第３ 球場でアイコンタクト克幸と 紘子
４ あ、かっこいいダメと知りつつ キムジュン
月５ 冴えざえと月が映した歯の白さ 祥子冬
挙句 落葉のように彼氏も散った 一同 冬
【ひとこと】
☆愛する彼氏と野球場へ行ったのに彼女は克幸という選手に一目惚れしてしまう。この連句の特性はコミック性と新鮮さだ。アイコンタクトということばもおもしろいでしょう。
【この巻に一票】
☆全体がお話になっていておもしろい。克幸って誰かと思ったけれど、説明をきいて気に入りました。
☆とてもわかりやすくて面白い連句だと思いました。題と内容がぴったり逢っていて、挙げ句は「こう「きたか」と納得！
☆連句するなら恋をテーマにすると楽しいと思える連句です。挙げ句の締めがすごくおかしかった。「ダメと知りつつ」ーーが心に思ったことを表現していてよかった。☆この連句を見て、一人でとても笑った。とてもおもしろいれだと思いました。☆おもしろかったのは挙げ句です。他の座はハッピーエンドで終わっているのにこの連句だけはバッドエンドで印象的
捌 山下久子
発句 夏木立さわさわ揺れて気持ち良い 全員 夏
脇 のぞく太陽地面の青葉 ゆき 夏
第３ だきしめたひかりとともにこいの中 ユン
４ 淡くのびゆくまっすぐな道 あや
花５ 花見ならやっぱり桜が良いでしょう カン 春
挙句 行く春のもと生まれた命 全員 春
【ひとこと】
☆初めの連句は楽しかったです。私はじっくり考える方なのでちょっと忙しかったけれどみんなで考えると楽でした。☆この連句は雑木林の下を大事な人と歩いているというイメージです。時間がとまるくらゆっくりすすんでいるというのができ上がって見直した感想です。挙げ句は春で、
動物をいれようと相談しました。赤ちゃんにしてやわらかくやさしい感じになったと思います。とても楽しくできてよかったです。☆みんなといっしょに連句を作るのは楽しいと思った。恋の中に落ちた光を日本語で表現してみた。どうでしょうか。☆連句を作るのは２度目です。初めて会った子たちと句を作るのは楽しいことでした。
【この巻に一票】
☆発句がさわやかで涼しげでいい。第三のぬくもりも好き。に壮大なおわりかたもうまいと思う。☆挙げ句がなんだか好きです。春の桜か
ら春にいろいろはじまる感じがうまく書いてある☆挙げ句が気に入りました。響きがとても好きです。全体もきれいな句で座の名前と題もうまく付けてあります。
☆全体にまとまっていてきれいにつながっている。挙げ句がよい雰囲気でおわり、きれいな自然をうまくとらえている連句だと思う。☆前半さわやか。後半へいって変化する。優しい流れです。私は発句と脇が特に好きです。☆季節のさわやかな感じがします。四季を感じます。挙げ句に新しいものが生まれておわるのはとてもいい。夏を感じます。脇の句がちょうど今の季節にあって目をとじたら想像できます。
木更津キャッツ藍座】
捌 GLAY大好きっ娘
発句 May Fair GLAYのアルバム恋の歌
GLAY大好きっ娘夏
脇 私をさそうアカシアの香 辛 夏
第３ 煌めいたシラタマさんが登場だぁ 佳代
４ 別れるときの笑顔忘れぬ 辛
月５ アポロってポルノが奏でる月の曲 杉浦佳代秋
挙句 秋の夜にはＴＥＲＵの誘惑 GLAY大好きっ娘秋
【ひとこと】
☆初めて[連句ROCK]を作ったので
難しかったけれど、自分たちの大好きなことを織り交ぜながら句にできたのでとても楽しかったです。このふたりのなかまと連句を作れたことをとても幸せに思います。ありがとうございました。シラタマさんはTamaさん、ロックバンドのポルノグラフィティのメンバーです。結成は１９９４年、全員広島県因島市出身のグループです。
☆初めての連句はかなり大変でしたたけど楽しかったです。GLAYのMay Fairは１９９８年に出したアルバム[Pure Soul」に収録してある曲です。作詞作曲はTAKUROでございます。GLAYは北海道育ちです。
☆２回目の連句でした。昨年はすごく難しかったですけど今回は易しくなりました。この授業を受けるのが日本語の授業の中で一番楽しかったです。同じチームの二人の学生さんは優しくて明るい子たちでした。韓国へ帰ってもこの授業と先生、明るいふたりを忘れません。)
【この巻に一票】
☆GLAYの事が好きなんだ！というファンの気持ちが伝わってきます。ぴかぴかしてて、若くていいなあと思いました。允正さんの句はどれもきれいで、心のキレイな人なんだと思います。
☆全体的 にいい句だったと思う。
☆現代っ子らしい言葉が並んで目をひきます。その中にふと出てくるアカシアや、別れの笑顔がうまくとけ込んでいるように感じます。
◆６ 連句ＲＯＣＫ 「秋の童話」の巻
【ハングーマンセイwithイルボン座】
捌 沙織
発句 休み明け残され泳ぐ鯉のぼり 沙織 夏
脇 薫風が吹く青い道ゆく 姜美善 夏
第３ ２人きり初めて触れるあなたの手 沙織
４ 夜の公園そっと口づけ 沙織
月５ いつまでも彼と見てたい月見舟 李友美 秋
挙句 静寂の中響く虫の音 沙織 秋
【ひとこと】
☆そこそこきにいっています。情景
がつぎつぎ浮かぶからです。青い道という言葉、薫風という言葉、よかった。月見舟もよい雰囲気で挙げ句もうまくいきました。
☆リーダーの沙織ちゃんが句を作るのが本当にうまくてよくできました。私も誰かと月を見たいと思います。☆決められた文字数で表現すると一つの意味だけでなく想像できるのが連句だと思います。☆すごく難
しかったけれど作っている内にどんどん楽しくなって、もっと作りたいと思いました。連句の中で次々と展開するドラマが楽しかったです。
【この巻に一票】
☆夏から秋に涼しくなるころの夜のデートの雰囲気がいい。。とくに月見舟という言葉がいい。☆夜の風景が目に浮かぶ感じがしました。
☆全体的にまとまりがあって涼しげできれいな句が多い。長野県あたりの景色のいいところをイメージします。☆全体的に可愛い感じがしました。選んだ季語（鯉のぼり、月見船、虫の音）が効果的。☆秋の童話というテーマがおもしろい第三から四句めへの展開にはびっくりです。初めて手を握ったのにもう口づけしてるなんて！まあ、早すぎですよ。まあ、最近はそれもありかな、と。全体的にはきれいにまとまってます。
☆「流れがあるな」が第一印象です。どの句にもストーリーのように絵が浮かびます。特にきにいったのは発句と挙げ句です。☆学校帰りのお散歩デートみたいです。「青い道」を歩いていて「手と手が触れ合う」なんてドラマチックではありませんか。挙げ句も味があります。☆タイトルからもうひきつけられる。連句じたいの一句一句がきれいもありロマンチック、結末もおだやかとてもよい感じ。☆第三句がドキッとしますね。早く韓国に帰ってそんな気持ちを感じたいですよ！☆おだやかでおちついたいい連句です。☆
捌 彩乃
発句 螢からあふれる光眺めては 由香 夏
脇 夜にきわだつ泉の薫り 彩乃 夏
第３ ぶらさげた風鈴の音は誰を呼ぶ 祐紀子
４ 後を追いかけ汽車に飛び乗る 先玉
花５ いつの日か君と見たいな花の雨 彩乃 春
挙句 オレンジ色のワンピース着て 祐紀子春
【ひとこと】
☆他の人の句に自分の句をつなげるというのはなかなか難しいし、早く作らねばというプレッシャーがあって大変でした。連句は妄想（？）の世界なのである意味得意かも（笑）この授業は楽しい。☆私は日本語の連句は難しかったけれど、一緒に話をしながら作ったので楽しかったです。☆初めて本格的に連句を作 りました。思いっきりぶっとんだ句も作りましたよ。私って こんなにギャップあっていいのかなんて思っちゃいます。 楽しいです。自分で気付かない私が出ちゃいます。
☆みんなが上手な句をたくさん作って出すので選ぶのが大変でした。AコースだけでなくB<Cもや ってみたかったです、挙句は５句目ができたらすぐに思いついて「いいかも」と思いました。)
【この巻に一票】
☆発句と脇がきれいに続いています。三句めがせつない。挙げ句のオレン
ジが春の季語とは知らなかったが、インパクトがあると思います。☆すごい切ない気持ちがあふれていますみんな旨いなあと思います「花の雨」っていう表現も好きです。
☆全体のまとまりもあり一つ一つの句のつながり逢って、好きです。☆全体敵に色や表現のしかたがきれいなので選びました。☆全体がとても綺麗な印象です。特に二句めの呼んでいる風鈴の句が好きですどことなく叶ってほしい片恋の気がします。☆なんとなく風情があって発句と脇の付けかたが情感がある。☆発句と脇の句がきれいで幻想的につながっているのがすごくよかったです。三句めから最後までもテンポよく、全体で見ると明るい楽しい雰囲気に仕上がっています。☆季節の描写がきれいです。せつない気持ちになります。後を追いかけ汽車にとびのるという句からは情景が思い浮かんで、どうなったのかと想像してしまいます。全体にきれいで気に入ったのでこの巻を選びました。発句、５句目挙げ句が特に好きです。風景が見てみたい。オレンジ色のワンピースの句、とてもいい。☆まず巻の名が気に入りました。全体にオレンジ色とか花の雨とかさわやかで季節感がいい。☆目、音、香りとかとか五感が表現されていていいと思った。私はオレンジ色が好きだから挙句が気に入りです。
発句 はらはらとなんじゃもんじゃの雨が降る Ａ夏
脇 風が吹くたび揺れる心も Ｍ・Ｙ夏
第３ 恋人の頬にいきなりキスをする ＮＯ・Ｉ
４ デートの帰り木陰の中で Ａ
月５ 月満ちる私の心も満ちている Ｍ・Ｙ秋
挙句 寂しい秋に愛始めましょう ＮＯ・Ｉ秋
【ひとこと】
☆グループで話し合って句を作るのは初めて。うまく作れなくて何回も
皆で悩んだが、できあがったときの達成感がうれしかった。どの句も皆でアイデアを出し合って一つの句を完成させている私的には、恋する乙女の心情を描いたつもりです。☆初めての連句はすごく難しかった。前の句に付けなくてはいけないしすぐ作らなければならないし。けれど、いい経験ができました。特に初めて韓国の人と話せて、ごく新鮮だったし、楽しかったです。☆連句は規
則に合わせます。内容は今までの人生の経験を思い出して書きました。ファストキスは２１歳。したのではなく「されたのです」韓国に帰ったら秋です。淋しくなります。先生ありがとうございました。
【この巻に一票】
☆とても可愛らしい句ばかりだけどその中に上手に季語が使われて気に入りました。内容は想像するとちょっと恥ずかしくなっちゃうようですが、可愛いです。☆かわいらしい句がうまくつながっている。発句がすごく楽しいと思いました。なんじゃもんじゃがキュートでかわいい。実は意味のちょっとわからん感じがいいです。☆デートする前のちょっとドキドキわくわくす気持ち、デートの終わる気持ちなどの流れを感じました。特に５句めのが気に入りです。月が満ちるのと自分の心が満ちるなんていう表現がとても気に入りました。☆内容にまとまりがあって流れていますデートの雰囲気がとても伝わってくる。☆この連句が一番いいと思いました。自然の情景と恋する気持ちをすごく上手に描写していると思います。私が特に気にいったのは月の句です。月が満ちると彼女の彼への思いも満ちている。スゴクすてきだとおもいました。発句と脇が自然の句でゆったっりた時が流れ、第三でドキッｔとして４句めはそれをうまく受けている。葉の落ちる秋に暑い気持ちをもとうというのもすてきですね。、
捌 渡辺美樹
発句 久しぶりビールで一杯語りましょ ふじっこ夏
脇 蚊取り線香はさむ二人で ナンブ夏
第３ チューしてね私の前歯抜けるほど 淑香
４ ずっと一緒に変わらない愛 ふじっこ
花５ 花びらよハートに積もれぬくもって ナンブ 春
挙句 春の苺をほおばりながら ふじっこ 春
【ひとこと】
☆日本にきて２回目の連句でした。私が作った三句めは９０年代の韓国のお笑い芸能人の歌を引用しました。フザケタ感じデス。ハハハッ。韓国の人は皆、知っています。花の句はあまり意味がわからなかったのですが、とても気に入っています。もっと日本語ができればもっといろいろ表現できたと残念です。でも。楽しかったですよっｔ！。
☆初めて連句に挑戦してみて、いろいろ考えながら句を作るのは難しいーーこれは想像力をフルに活用しなくちゃだめだと痛感しました。韓国の人と一緒にやれてちょっと「した国際交流ができてよかったと思います。句を作ってみて自分は意外とロマンチストなんだなあと思いました。連句ってその人の個性が強く出るものなんですね。
☆花の句は記憶ーーつまり思い出が積み重なることをイメージしています。
【この巻に一票】
☆ふたりでビール飲みながらかたりあっているはじまりがすごくたのしい。それと３句目は特におもしろい発想でびっくりしました。
☆ストーリーがおもしろい。流れもよい。季節感もあると思う☆ さわやかな感じがいい。特に花の句がきれいｔです。☆全体の雰囲気ガス機なので選びました。ビール→蚊取り線香が」すごくマッチしてるし、蚊取り線香→チューの流れもとってもよいと思います。☆最初はおじさんたちの話だったのに、三句目で恋人たちの話しになっちゃうのがおもしろい。三句めには韓国のお笑いの話もはいっていたと聞いておもしろかった。「ハートに積もれ」のいいまわしが綺麗。「ビールでいっぱい」という言葉の出だしも効いている。
☆この連句を読んだら胸をつまる思いがしてほんとによかったですとくに三句めがすごくおもしろかった。☆三句めがおもしろい。実は韓国で有名なお笑いと聞いて笑った☆発句ではひさしぶりに韓国に帰ってともだちと語りたいというきがします。三句めは私が小さかったころお父さんがよく歌っていたもので、なつかしくおもしろいと思いました。☆韓国の流行語がはいっていたのがすごくおもしろいです。ずっと変らない愛の句と「ハートに積もれ」の花の句がきれいで同感します。うまいですよね。今日は家に帰ってビールが飲みたくなりました。
◆10
連句ＲＯＣＫ連句ＲＯＣＫ巻【風鈴座】
捌 沙希
発句 ナナフシを追って落ち葉に足とら 千恵美 夏
脇 風にふかれて新緑の中 あゆみ夏
第３ 茶臼山愛する人とハイキング あゆみ
４ 遠距離の恋終わりのきざし 沙希
花５ 灰色の都会へ届く花便り 恵美春
挙句 しゃくりしゃくりと春の霜踏む 真智子春
【ひとこと】
初めての座で少しぎこちない感じでした。あみだくじで順番を決めましたが、楽しかったです。４の句と花で恋の終わりになると思ったらむしろ
進展している結果になり、作ったときと完成したときと違うものだと思いました。
☆作っているときは前の句との関連があまり考えられず、春の季語という条件だけで作ったりしましたが、並べて読んでみるとそれなりに
物語が想像できるのがおもしろい。まだルールがいまいちわかりません。
☆この連句は夏の涼しげな恋のゆくえについてかいたものです。三句目は想像で転じるとあったので、かなり迷いました。茶臼山という地名を出してよかった。☆遠距離の恋が終わると皆に勘違いされていたので、微妙に未来が出るようにあわてて「きざし」とした。全体にはスムーズにすすんだと思う。
【この巻に一票】
☆それぞれの句のつながりがいい。とくに自然がうまくとりこまれていてきもちよくよめた。５句めがとてもいいと思いました。
☆発句と脇がとてもいいです脇がとくに好きです。発句、脇のパターンにも合っています４句めの失恋のような気分から花の句では、本人が花便り（吉報）を届けるように感じられます。
☆どこかさみしげな恋句がよいと思った。花の句の灰色の都会という表現。が、現代らしくていいと思った
☆流れがあっていいと思います。どの句も次ぎの句に無理なく付けられていてすごいなあと思いました。とくに挙げ句の「しゃくりしゃくり」が前の灰色の都会とうまく付いていて、音がきこえてきそうですごくきにいりました。
☆あとにいくほど女の子の悲しい気持ちが伝わります。特にいいなと思ったのは「灰色の都会」です。六句のなかに二カ所「色」がでてきて、すてきにまとまっています。挙げ句も上手です。☆夏らしさがあり、とってもいい句ばかりだと思う。
発句風涼しみんなの顔がゆるみ出す 優 夏
脇 夏のかおりを感じられる時 奇延 夏
第３ 大好きな彼氏の姿いやされる 有利子
４ ずっととなりで見つめていたい 優
月５ 真夜中の月光とても神秘的 有利子 秋
挙句 コスモス道を歩くと君が 奇延 秋
【ひとこと】
☆前の句とつなぐのは難しい。同じ言葉がかぶっちゃったりして。そこからもう一度やり直すのはほんとにたいへんでした。でも誰かが作った句に賛同する感じで思ったより作れました。恋の句があって楽しかった。☆私は ２回目の連句です何かを想像したりするのはけ っこう楽しかったです。挙げ句ではいつも彼のことを考えてコスモスみちが咲いた道を歩いていたら、偶然彼に会ったという話にしてみ ました
☆第三は「大好きなあなたのすがた」でした。挙げ句の君とかぶるので、「彼氏」にしたのですが、私はやはり「あなた」でいきたかったです。残念。初めてでどうやっていいかわからなかったけれど、楽しかった。またやりたい。
【この巻に一票】
☆朗読を聞いているとき「ああいいなあ」と思いました。この連句では夏から秋に季節が移り変わっています。どうして題が「キレイ」なのかな？
ちょっと考えました。そこに味があるかもしれません。どの句にもすごく共感できるなって思って、この巻を選びました。☆「キレイ」なのは季節の情景と恋人の横顔？挙げ句は絵が思い浮かぶ感じです。本当に全体的にキレイな連句でした。
☆情景が想像できてすごくいいな」と思いました発句と脇がまずさわやかで夏らしく気に入っています。３，４句はかわいらしい。挙げ句が「歩くと君が」で終わるとこがすごく「いいなあ。「君が」のあとに想像ができます。
☆脇の夏の香りの句がきにいっています。ロマンチックな気がします。
☆私が一番きにいっているのは挙げ句です。最後の省略によって、あとを何でも考えられるからです。そして脇の「夏の香」は何の匂いを感じられるのか個人的には気になりますが、先生はどう思われますか？
（藍）日本の夏の香りはたぶん風薫るーー緑の風の香りと思いますが、奇延さんは韓国の方です。彼女によれば「夏になると蒸し暑さに飽きてしまってやる気がなくなるんですが、その中で、夏の香りを感じる余裕をもつ」んだそうです。ええと、まだわからないねーー＾−＾奇延さん、韓国からもう一度メールください。この夏の香りは葉っぱ？涼しい風？。
捌 加奈子
発句 暑さには体力かなうわけがない 三佳 夏
脇 プールは嫌だ海へ行こうよ プルート 夏
第３ もう少し一緒にいたい雨の夜 ミッキー
４ どこか寄り道していきたいな デール
月５ 月の下あなたに愛を誓います ドナルド 秋
挙句 天までとどけ私の想ひ プルート 秋
【ひとこと】
☆連句はおもしろかった。けれど言葉が重なってしまったり文字数を合わせるのが難しかった。一方同じ言葉でもひらがな、カタカナ、漢字のどれで表現するかとか自分の考えを伝わりやすいようにするなど、ふだん考えないことを考えたのはいい勉強になりました。連句と聞くと堅いイメージがあり、季語も難しいイメージでしたがふだん私たちがなにげなく使っている言葉のほうが私たちらしくていいといわれて驚きました。☆すごくむずかしかった。でもみんなで話し合って決められてとても楽しかったです。
☆仲間と意見を出し合うので自分では思い浮かばないような発想が出てきて凄く楽しかったです。自分の句にまったく気付かない点を指摘してもらえて、いままでと違うリズムの句が作れてよかった。ほかの人の座の発表をきくとまた違ったよさがあり、これから深みのある句が作りたいなあと思いました。
【この巻に一票】
☆月の句と挙げ句に片想いっぽさが出ていてすごくいいなとおもいました。誓った愛が点までとどけという気持ちに共感します。
☆夏が大好きな私はこんな夏らしい句が大好きです。恋もはいっていて、いいです。 私もこんなかわいらしいわがままを言ってみたいとおもいました。
☆片想いらしい連句で女の子らしく相手を思ってるのが「初々しいです。
☆この連句は前の句と後の句がよう続いていいと思います。とくに三句めが気に入りました。私は雨も好きだし、句が男女の恋をささやくみたいなきがするからです。
捌
発句 暑すぎて後の部活にひびきそう 恵夏
脇 野原でひるねする空の下 佳恵夏
第３ あの人とシュワッとサイダー飲みたいな
妙子
４ 私じゃない子見つけちゃったの 佳恵
花５ つつじ咲き私のスタート教えてる 三奈春
挙句 部活一筋春はらんまん 千明春
【ひとこと】
☆私たちの部活生活と恋を組み合わせました。☆この座にはバスケ・バレーソフト・ハンドがまざっていますでもひとりひとり。部活に対する思いは同じです。前の句に合わせるのは難しかった。☆何があっても部活をがんばろうという気持ちが出せたと思います。はじめはなかなかすすまなかったけれど、最後にはいい連句ができてよかったと思います☆私たちはスポーツマンばかりです。恋と笑いを出せたかな。でもちゃんと季語もは行っているし物語があると思います☆難しくてたいへんだったけどたのしかったーけどたいへんだった。
【この巻に一票】
☆部活をやってる人だから作れた連句だと思った。恋のところはマジ可愛いと思いました。特に大三句！☆あの人とシュワとサイダー飲みた
野原で思っている。でもつぎの句では、他の人とシュワっとさいだー飲んでる所を目撃しちゃう私はそう想像してとてもいいとおもいました。
☆この連句を読むとなんだか爽快な気がしましたので選びました。特にきにいったのはあの人とシュワッｔとサイダーとつぎの私じゃない子の句です。
【らーとゆかいな仲間たち座】
捌 二橋祥子
発句 夏休み補講は嫌だ帰りたい 第３号 夏
脇 海に入らず浜で肉食う 第２号 夏
第３ 大好きなバイト先での出会い人 第４号
４ 私とあなた友達どまり 第５号
花５ 花のよう輝く笑顔世界一 第１号 春
挙句 昼寝したいな桜の下で 第６号 春
【ひとこと】☆実際作ってみるとコナンのビデオのように簡単にはいかなかった。ちょっと恥ずかしいけれど、想像して作るのは楽しい。どの句も実際にありそうな場面で味があると思う。「空想の旅」ほんとうにそのとおりだと思った。☆難しいけれど意外に楽しかった。みんなで作るおかげでユーモアのある句ができる。またやってもいいい☆アイデアがはじめ浮かばなかったけれど、頭を柔らかくリラックスしたらいろいろ思いついた。
【この巻に一票】
☆夏休みの生活感がわかる連句。その中で盛り上げているのがバイトの恋なのだと思います。☆夏らしくってわかりやすい連句です。☆なんだか身近でいいです。特に好きなのはです！脇です。なんだか好き。なんといわれようと好き。とにかく好きです。
☆４最初のほうは元気っぽくて楽しい。「肉食う」第三からシリアスになって急展開してるのがいい。☆いかにもバイトの恋って感じです。すごく可愛らしい連句でした。
☆じぶんたちにありえそうなことでわかりやすくてよかったです。特に４句めが好きです。☆発句と脇を読んで国での去年の夏休みを思い出しました。日本へくる試験を受けるために私は夏休みの間ずっと学校に行って授業をうけていました。ほんとうに帰りたかったです。海にも行きたたかったけど行けなかったです。
発句 夏の雲そよそよと泳いでて ちゅるぺん夏
脇 暑い日射しも涼しく感じ りおもー 夏
第３ 空を見て眺めていれば時も過ぎ たんえん
４ いつしか空が赤く染まって ちゅるぺん
月５ クリスマス月が切なく下を向き りおもー 冬
挙句 今年も一人雪を眺める たんえん 冬
【ひとこと】
わりとはやく一巻ができました。空のうつりかわりを連句にしてみたのですが、けっこうきれいにできたので気に入っています。先生に「連句は空だけでなくいろいろ入れてほしい」といわれて作りなおしたのが１６の「LET'S GO 」です。
(藍）連句はいろいろな素材をいれます。同じ素材がかぶらないようにするのです。それで、注文をつけて、１６を作ってもらいましたが、こうして見ると、空を見上げている詩を三人で作るのもいいかもしれないですね。連句のルールについての問題提起。みなさん、どう思いますか？
発句 サーフィンをしようと海へLET'sGO たんえん夏
脇 お盆すぎたらくらげいっぱい りおもー夏
第３ 街角でこけた瞬間周り見て ちゅるぺん
４ 隣の彼とこっそり笑う ちゅるぺん
５ クリスマス月が切なく下を向き りおもー春
挙句 今年も一人雪を眺める たんえん春
【ひとこと】
【この巻に一票】
☆最初の３句の元気なのが愉快です。第三など笑ってしまいましたが、４句めがとてもうまく受けて恋になっていてうまい連句だと思いました
☆第三の句が転じていて海から街へととんでいてしかも笑える。街にくらげのようなやつがいるみたいで、可笑しいです。☆さいごが悲しいですね。
☆クリスマスの月はとてもおもしろいと思います。あまりクリスマスには月を見たことがないし(星が話題になりますよね）それも、人間のようにせつなく下を向いたりしてるのに感心しました。